コード進行は数字で覚えよう!

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コードはC等のアルファベットで表記されています。ただその流れつまりコード進行を覚えようとしてもなかなかわからないと言う事も少なくありません。また覚える事は出来ても、それまでにかなりの苦労をしてきたと言う人もいるでしょう。しかし実はアルファベットではなく数字で覚えると、案外簡単に覚える事も出来るのをご存知ですか。

そもそもコードは、メジャーとかマイナーが有ります。Cの場合、メジャーコードにしたいなら1音ずつ飛ばして和音にすれば簡単です。CならCEGの3つを同時にならせば、Cメジャーと言う事になるのです。これをマイナーにしたいなと言う時は真ん中の音、つまりEの音を半音下げればCE♭Gとなり、Cmのコードになります。

ただ、アルファベット表記ではなく、そのアルファベットを数字に置き換えると、一気に覚えやすくなるのをご存知ですか。それをナッシュビルナンバーシステムと呼びます。これを行うと、一気にコード進行が見える形になります。例えば、Am、F、Gと流れて行く場合、数字に置き換えれば、6m,4,5となるのです。では次に、キーを1音上げた時を考えてみましょう。この場合、Am、F、Gは1音分上に上がるので、Bm,G,Aとなります。しかし移調しても6m,4,5という進行のままです。つまり、色々なキーに対応できると言う事です。実は音楽は、キーが違っているだけで同じコード進行となっている曲は珍しくありません。もちろん主旋律を変えたり、リズム、さらに歌詞等によってどれだけでもアレンジできる為、決して同じ曲となる訳ではないのです。

コード自体は楽譜などを見ると、そこに当たり前の様に書かれている物も少なくありません。音符の場合は正確に演奏しなければならないのですが、コードに関しては演奏者がある程度好きなようにアレンジしたとしても決して問題は有りません。とはいえ、コードに慣れていない人にとって、いきなりアルファベットで書かれた場合、まずはその形を覚える所から始める必要があります。さらに、コードをアルファベットのみで理解している場合、曲が変わると、一から再びその曲用のコードの覚え直しなんて言う事にもなりかねないでしょう。しかし実は色々な曲を見てみると、似た様なコード進行になっている曲が多いのをご存知ですか。ただ、アルファベットで表記されていると、似ている物も似ていないように見えてしまいます。それをいかに似ている様に見せるか、同じ流れだと理解できるようにする事が出来るか、と言う点で重要になってくるのが数字だと言っても良いでしょう。

たとえば何かの曲で、キーがCの時にC,D,G,Aとなった物を指示されたとします。頑張って練習したら、キーがいきなり別の物に変わってしまったとします。つまり元の曲から転調したと言う事になります。音自体は1音か2音上がっただけなのですが、アルファベットで理解している場合はコードを一から覚えなおさなければなりません。しかし、曲自体はキーが変わっているだけで、後の流れは同じです。最初に1,2,5,6と覚えていれば、その流れを新しいキーに当てはめるだけで簡単に転調した時のコードが見えてくるのです。

慣れていない人にとっては一見コードを数字にするというのは面倒な作業に思われてしまかもしれませんが、慣れるとすぐに理解できるようになります。そして、それぞれの曲が似たコード進行になっていると言う事も見えてくるでしょう。あとは、その数字の流れを理解しておけば、カラオケの様に歌いやすいキーにいきなり転調する事になったとしても、コードを覚えなおす必要もなく、直ぐに対応できるようになります。

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