楽しい花見の席で美味しいお酒を飲んだ後には二次会の場としてカラオケを選び、尚一層盛り上がるという事は稀有ではないため、アルコール類とカラオケの関係性は深い上に、カラオケルームで飲み直しながら好きな楽曲を熱唱するという光景もよく見られます。
しかし、人体の特性上お酒を飲んだ後にカラオケを歌うというのは良くない事であり、尚且つ飲酒しながら歌うというのはもってのほかで行ってはなりません。
お酒を飲んだ後に歌う事が良くないのにも関わらず行ってしまうと、翌日以降発声時に声がかすれてしまったり全く発声ができなくなってしまい、声を用いたお仕事をしている方はもちろん一般的な業務に従事している方でさえ円滑に業務が遂行できなくなります。
お酒を飲んだ後、カラオケを歌うと声がかすれる原因とは?
そのように人体にとってお酒を飲んだ後にカラオケを歌う事が良くないのは、本来喉に留めておくべき水分量が著しく不足してしまう事が関係しています。
熱唱の有無に限らず飲酒を楽しんだ翌日は皆共通して強い喉の渇きを感じるのですが、その理由は人体にとってアルコール分というのは毒素と同じ物であるため、できるだけ溜め込まずに速やかに身体の外に排出すべく、全身の水分を集めて尿として排出しようとするためです。
当然、喉の粘膜からも潤いを保つためにキープしてある水分がアルコール分を排出するために集められるのですが、喉の粘膜というのは十分な水分量が保持できている事により発声できる仕組みである上に、発声していても組織が損傷しない保護機能も兼ねているので、アルコール分を排出するために水分量が減ってしまうと声帯が摩耗してしまい、最終的には炎症を発症します。
体内でそうした状態になっている最中にカラオケで大声を出して熱唱してしまうと多大なる負担を喉に対してかけてしまう事になり、重症化すると声帯結節という声帯に出来物が生じる病気に見舞われてしまい、手術を施さなければかすれた声が元に戻らなくなる恐れもあります。
お酒を飲んだ後、カラオケを歌っても声を擦れにくくなる対策
このようにお酒を飲んだ後に歌う事は厳禁なのですが、飲酒後にカラオケに行くのは一つの流れとして定番化しているので、自己防衛とは言っても毎回参加を拒否してしまうと人間関係に悪影響が生じてしまいます。
そのため、アルコール類を嗜んだ後にカラオケに参加する予定があるのなら、アルコール飲料と同量のお水を飲み続けるようにし、できるだけ声帯の水分量をキープさせ乾かないように心がけてください。
そして、一次会では飲酒をしてもカラオケルームに入ったら、アルコール飲料は口にしないようにするだけでも声のかすれが予防できます。
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