エッジボイスの出し方と発声のコツ

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エッジボイスとは?

「エッジボイス」、言葉を聞いたことが無いという人も多いかもしれません。これは、声帯を閉じた状態で発声をする方法のことを言います。

無理なく行うことができるようになることにより、裏声ではない高い声を出すことが出来るように鳴ったり、響く声を出すことができるようになる、リラックスした状態で声を出すことが出来るというメリットがあります。しかし、一方で間違った無理な方法で行ってしまうと、喉を痛めてしまう可能性もあります。

エッジボイスの出し方

このような声の出し方は、誰もが行うことが出来るもので、赤ちゃんの泣き声や笑い声が原型となっています。しかし、成長をしてからは、誰もが行うことが出来るようなことではありません。その時には、出し方を学ぶようにすると良いでしょう。

ポイントは、声帯を閉鎖するということです。しっかりと声帯を閉鎖することが出来ていない状態だと息漏れをしたような声になってしまいます。声帯が閉まっていることや開いている状態のことを意識したことがあるという人はほとんどいないことでしょう。

エッジボイスの効果的な練習方法

練習をする時には、まず声帯を閉めるということを意識するようにしましょう。「あ」と発音する時の口の形で、ゆっくりと息を止めて「あっ、あっ、あっ」とします。

次に、息を吸いながら息を出します。声は息を吐きながら出すものというイメージがあるかもしれませんが、息を吸いながらであっても声を出すことは出来ます。息を吸いながら声を出す時には、普段は意識していない腹筋を使うことになります。

息を吸う時は声帯が開いている状態で、声を出そうとすると声帯は閉じます。意識して声帯を閉じながら声を出すことになります。そのようにすると、普段とは異なる声が出ることになります。その状態で息を吐いて声を出すようにします。最初から行うことが出来るわけではありませんが、最初に吸いながら声を出すことが出来ればいつの間にか声帯を閉じた状態でも声をだすことが出来るようになります。ただし、声を出すとは言っても、息はほとんど止めているような状態です。

声帯が閉じている感覚がある程度つかめたら、母音を発音します。最初の一音は吸いながら出し、後は吸いながら出すようにすると出しやすいかもしれません。声帯がしっかりと閉じている状態であれば、息漏れのない綺麗に響く声を出すことが出来ているはずです。注意しなければならないのは、喉などに余計な力が入っていると、エッジボイスにはなりませんので、リラックスすることを心掛けるようにしましょう。

これまで意識していなかったことを行うわけですから、最初からうまくいくわけではありません。声帯を閉じる感覚をつかむまでの期間にも個人差があります。いつまで経っても、なかなか感覚がつかめないという場合には、喉を開けて声帯から無駄な息を漏らさないというイメージをするようにしましょう。

練習をしている時の声は、いつも発している音とは異なるため、不安に感じるかも知れませんが、それで構いません。周囲に人がいると練習に集中することが出来ないという場合には、出来るだけ一人になることが出来るような空間で練習を行うと良いでしょう。お風呂場であれば、自分の声もしっかりと確認することが出来ますので、おすすめです。

エッジボイスの練習をしていて、なかなか感覚がつかめない、上手く出来ないという場合、一生懸命にやり過ぎてしまう可能性があります。それではストレスになってしまいますし、喉を痛める原因となります。その為、休むことでやり方が分からなくなってしまう可能性はありますが、適度に休むという事も必要です。やり方が分からなくなると言っても、練習をしたことが無駄になるというわけではありません。少しのコツを思い出すだけで、コツを思い出すことが出来ます。

歌を歌う時に高い声が上手く出せないという場合、歌う前にエッジボイスを行うようにしましょう。そうすることにより、高音を綺麗に出すことができるようになるかもしれません。

これまでとは異なる発声方法で、練習をしている側もそれを聞いている側も聞き慣れないためビックリするかもしれません。一生懸命練習をしていても、ふざけているように思われたり、効果音のような声に不気味さを感じるかもしれませんが、それこそ声帯を閉じるために必要なトレーニングなのです。

最初は感覚がつかめず、諦めたくなるかもしれませんが、誰でも練習を重ねることにより出すことが出来るようになります。声帯のコントロールをすることができるようになることによって、高い音がかすれることなく綺麗に歌うことが出来るようになります。

これまで歌を長年歌っていた人でも、エッジボイスを行うことが出来ていないという人は意外と多いようです。知識や経験があるが故になかなか新しいことに挑戦をすることが難しいこともあるでしょう。怪しいと感じても、まずは騙されたと思って行ってみることをおすすめします。

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